住民の皆さま

 高血圧、糖尿病、脂質の異常、慢性の腎臓病になると、脳卒中、心臓病などの循環器病や腎不全・人工透析にかかりやすくなります。したがって、高血圧、糖尿病、脂質の異常、慢性の腎臓病をおもちの方は、薬物治療や生活習慣の改善などを行い、より重大な病気を防ぐことが重要です。
 しかし、これまでの研究から、脳卒中や心臓病になった方の半数以上は、医療機関にかかっていなかったことや、健診で重症の高血圧が発見されても、そのうちの約4割の方はその後、医療機関にかからなかったことが報告されています。
 このようなことから、健診で見つかった高血圧、糖尿病、脂質の異常、慢性の腎臓病の重症度が高いにもかかわらず、医療機関にかかっていない方に対して、早期に医療機関を受診してもらうための効果的な取り組みが必要となっています。
 以上から、本研究では、特定健診の結果、下記の要件に該当する方に対して、これまで実施されてきた保健指導の知見等を基に、研究班が新たに作成した「医療機関にかかることを促すための保健指導プログラム」(保健指導プログラム)による保健指導を行なうことが、現在、行われている保健指導と比べて、医療機関の受診が促されることに、より効果的なのか、また、脳卒中、心臓病などの循環器病や腎不全・人工透析などの重大な病気を防ぐことに、より効果的なのかの検証を行います。
 本研究の検証方法については、研究班が作成した保健指導プログラムを行う自治体(介入自治体)とこれまで通りの保健指導を行う自治体(対照自治体)との間で効果を比較します。

【該当する方の要件】

 特定健康診査(特定健診)の結果が以下の4つのうち1つ以上あてはまり、その結果に対して医療機関にかかっていない方

  1. 1. 血圧が収縮期血圧160mmHg以上または拡張期血圧100mmHg以上
  2. 2. HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が7.0%以上(国際単位)
    (HbA1cを測定していない場合は、空腹時血糖130mg/dL以上、空腹時血糖を測定していない場合は、随時血糖180mg/dL以上)
  3. 3. 男性でLDL-コレステロールが180mg/dL以上
  4. 4. 尿蛋白が2+以上

本研究を進めるために、上記の要件に該当される方の特定健診結果、国民健康保険の加入日・資格喪失日とその事由、国民健康保険証を使って医療機関を受診された時の医療情報について、平成26年4月~平成30年9月分までを収集しております。集めた情報については、平成30年10月以降に効果があったかどうかの検証を行います。
 これらの情報は、研究班が開発したソフトを用いて、各自治体において氏名等の情報について匿名化の処理を行います。各自治体において、このような処理を行ったデータが、研究用のデータとして、本研究班のデータ管理・保管先である国立国際医療研究センターに送られ、平成31年3月31日まで保管されます。研究が終了する平成31年3月31日以降については、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」により、可能な限り長期間保管することを義務づけられていますので、5年間(平成36年3月31日まで)は厳重に大阪大学において保管します。保管期間終了後は、情報を漏洩させることなく廃棄します。
 この研究について、詳しい説明をご希望の方、ご質問のある方は、下記研究の事務局(戦略研究推進室)までお知らせください。また、本研究では自治体において匿名化の処理を行ったデータを使用しますが、ご自分のデータを研究で用いられたくない方も、下記の方法にて研究の事務局(戦略研究推進室)までお知らせください。こちらからご連絡します。なお、本研究でのデータ利用をお断りになられました場合でも、それによって不利益を受けることは一切ありません。

【お問い合わせの方法】
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(連絡先)戦略研究推進室電話:
TEL : 06-6879-3917
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E-mail : senryaku_new@pbhel.med.osaka-u.ac.jp

特定健診受診からデータ提供までの流れ

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